お産はどれくらい痛いもの?
初めての女性なら、陣痛=痛い=不安 と考えている人がほとんどです。
しかしそもそも「強い陣痛」は良いことです。約3kgもある赤ちゃんがおなかの中から小さい穴を通って出てくるのですから、逆に強くないといけないのです。
また陣痛は子宮が収縮して起こるものですが、必要以上に強く収縮するわけでもないことが分かっています。
産後直後から育児が始まるわけなので、しぜんの仕組みとして、母体が壊れてしまうような陣痛は自然と起きないようになっています。
お産に「72時間かかった」と聞くと、72時間痛みと苦しみにのたうちまわったような死ぬほどのイメージを持つかもしれませんが、陣痛中ずっと痛いということはありません。
そもそも特に何かあるわけではない、健康な状態での陣痛の場合、90秒以上子宮収縮が続くことはありません。
必ず90秒以上のお休みが入ります。
また自然な陣痛の合間には痛みを和らげるホルモンも出て、陣痛の波が強ければ強いほど、その後のお休みも深いものになります。
そして子宮が収縮するときにはオキシトシンというホルモンが出ますが、その濃度が高ければ高いほど、お休みのときにはエンドルフィンというリラックスホルモンがたくさん分泌されます。
エンドルフィンは筋肉を弛緩させ、気分を和らげ、疲労を回復させる、天然の麻酔薬の働きをします。本当に人間の体ってよくできていますよね。
その波にのって赤ちゃんが出てくるのです。
やたらと怖がらず、人生でそう経験できない経験ができるという前向きな気持ちで臨んでください。
恐れたり怖がったりしない方が、ホルモンも有効に働きます。
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