常位胎盤早期剥離とは何か、常位胎盤早期剥離の原因・症状・治療

常位胎盤早期剥離とは何か、常位胎盤早期剥離の原因・症状・治療

常位胎盤早期剥離とは、正常な位置にある胎盤が、胎児分娩より前にはがれてしまう状態です。

 

重症になると、胎児仮死、胎児死亡、出血しやすい状態を引き起こします。これが起きる確立は、全分娩数の1〜2%程度です。

 

常位胎盤早期剥離の原因は…
妊娠中毒症が原因だと言われていましたが、最近は関係なくても起こることがわかり、原因不明となっています。

 

 

常位胎盤早期剥離の症状は…
軽症だと無症状で、分娩が終わったあと胎盤を調べてみてはじめて分かります。

 

 

やや重いと、子宮が定期的に収縮するのでおなかが板状に張ります。胎盤がはがれたところから出血して、外には出ないのでとても診断が難しいようです。また胎児の心音が聞こえないこともあります。

 

重症になると出血が非常に多く、胎児は高確率で死亡してしまいます。

 

 

常位胎盤早期剥離の治療法は…
超音波検査、血液検査などにより診断し、いつでも輸血できる状態で分娩することになります。