妊娠中に食べてはいけないもの

妊娠中に食べてはいけないもの、食べすぎに注意しないといけないもの

 

まず妊娠中に絶対に摂ってはいけないものはアルコールです。

 

アルコールは妊娠中だけでなく授乳中も飲んではいけません。アルコールは胎盤や母乳を通して赤ちゃんに届き、大量に摂取すると胎児の神経や脳に障害を招くこともあります。

 

 

アルコール以外のものは、食べる量や回数に気をつけること、加熱処理などをすることでそこまで神経質にならなくてもよいものがほとんど。

 

 

例えば以下のようなものがあります。

 

 

【まぐろ、金目鯛などの大型魚】

 

大型の回遊魚に含まれるメチル水銀は、胎児の中枢神経に影響を与える心配があるので食べすぎると危険です。

 

ただ、良質なたんぱく質やDHAなど高い栄養素も含まれているので、週に1〜2回食べる分には全く心配はいりません。

 

 

その他、注意したい魚と摂取量について。

 

 

≪1週間に1回≫

 

メカジキ、ホンマグロ、メバチ、キンメダイ、クジラなど

 

 

≪1週間に2回≫

 

キダイ、ミナミマグロ、マカジキなど

 

 

 

 

 

【レバー、うなぎ】

 

動物性ビタミンA(レチノール)は妊娠初期に過剰摂取すると胎児に影響する恐れがあります。

 

普通の量を食べる分には心配いりませんが、食べすぎには注意してください。ただし緑黄色野菜などに含まれる植物性のビタミンAはたくさん食べても全く問題ありません。

 

 

 

【生肉、加熱不十分の肉】

 

妊娠中には、生肉や完全に火が通っていない肉は避けましょう。 糞便が媒介物となってトキソプラズマに感染しているものがあるので要注意です。

 

 

※トキソプラズマ症・・・・・・・トキソプラズマとは寄生虫の一種で、猫の糞や、生肉・生肉にふれたもの、二次感染した野菜などが感染源になることがある。妊娠中に初感染すると赤ちゃんに悪影響を及ぼすので要注意。

 

 

 

【ナチュラルチーズ】

 

カマンベールやブルーチーズなどのナチュラルチーズにはリステリア菌がついている恐れがあります。熱を加えたり、冷蔵・冷凍しても死なないので、避けたほうがいいでしょう。

 

プロセスチーズは問題ありません。

 

 

※リステリア感染症・・・・・初期症状はインフルエンザと似ています。妊娠中に感染すると、早産や赤ちゃんのトラブルにつながることがあるので要注意

 

 

 

【ひじき】

 

1日4.7g以上を毎日のように食べると、ひじきに含まれる無機ヒ素が赤ちゃんに影響を及ぼすことがあります。

 

ただし鉄分も豊富なので、副菜としてたまに食べる程度なら何も問題はありません。

 

 

【コーヒー、紅茶】

 

アルコールと同じくカフェインも胎盤を通して赤ちゃんに届きます。カフェインには鉄を体外に排出させる作用があるので、貧血気味の人は特に控えてください。

 

特に貧血気味でない人も、1日1杯前後にしておきましょう。

 

 

 

 

また言うまでもないことですが、添加物の入っているものは極力避け、残留農薬や放射能汚染の危険があるものはシャットアウトしましょう。