妊娠の兆候チェック
病院にいけばすぐ分かることではありますが、自分でも妊娠しているかどうかチェックすることができます。
ここでは妊娠の兆候をいくつかあげてみます。
そもそも妊娠に気づくきっかけで一番多いのが、生理がこないことです。
普段だいたい決まったサイクルで生理が来る人なら、生理が7日以上遅れた時点で妊娠を考えてよいでしょう。
市販の妊娠判定薬を使うこともできます。
妊娠すると、特有のホルモンが尿中に排出されます。
妊娠判定薬で尿を検査すると、そのホルモンに反応して陽性になります。子宮外妊娠など異常な妊娠でも陽性になるので、もし反応が出たらできるだけ早く産婦人科に行って医師の診断を受けることが必要です。
基礎体温の変化
基礎体温=からだを動かさないで、静かに寝ているときの体温 です。
女性の場合、排卵をしたあとに黄体が作られ、黄体から分泌されるホルモンの作用で基礎体温がわずかにあがります。
体温を計ってその変化をとらえると、月経や排卵を知ることができるのです。
毎月排卵がある女性の基礎体温には決まった周期があります。
月経から排卵日までを低温期、排卵したあとの2週間を高温期といい、そのあとまた体温が下がって次の月経がスタートします。
妊娠すると月経がくるはずの日になっても基礎体温が下がらず、高温期がそのまま妊娠14週くらいまで続きます。
つわりがはじまる
つわりは妊娠5〜6週ごろから始まる、吐き気や食欲不振などの症状のこと。
妊婦さんの5〜9割の人が経験します。 ただ症状の重さや期間には個人差があり、早い人であれば月経の遅れに気づいたくらいから始まります。
乳房の変化
妊娠するとホルモンの影響で、乳輪や乳頭が黒ずみ、大きくなります。
また乳房全体が硬くなり、張り始めて痛みが出てきます。
これは授乳する準備が始まっているためです。
トイレが近くなる
妊娠して子宮が大きくなるにつれ、膀胱が子宮と恥骨の間に挟まれて圧迫されるので、頻尿になります。
便秘になる
妊娠中は黄体ホルモンの作用で、便を押しだす腸の運動が低下して便秘になりやすくなります。
子宮が大きくなり、大腸が圧迫されることも便秘の原因のひとつです。
おりものが増える
おりものは、子宮の入り口の子宮けい管から分泌される粘液で、妊娠するとホルモンの影響で新陳代謝が活発になるために量が増えます。
風邪に似た症状
基礎体温の高温期がつづくことが原因で、からだがだるい、熱っぽいなど、風邪をひいたときに似た症状を感じることがあります。
情緒不安定
女性ホルモンの分泌が活発になり、ホルモンバランスが崩れるので、イライラしたり、ささいなことで悲しくなったりと気持ちがジェットコースターのように揺れます。
1日中ぼーっとだるくて何もやる気が出ないこともあります。
これらは妊娠ではなく病気である可能性でもありますが、いくつかの症状が重なっていれば妊娠と考えて間違いないでしょう。
しんどいですが、これらの症状は妊娠後期〜出産が済めば、自然と消えてなくなります。
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