いま
産後ダイエットでブームになっているのが
酵素ドリンクダイエット。
産後・授乳中の体にはしっかり栄養をとりながらダイエットをすることが比須ですが、酵素ダイエットはこれを十二分に満たしているうえ、結果が出やすいのです。
出産後なかなか体重が戻らない、食べ過ぎてしまう、体重増加進行中 という人でも。
ダイエット試験では
99%が痩せ、
3カ月で平均4.4kg減という結果も出ています。
産後はどうしてもカルシウムやミネラルが不足しやすく、その他の栄養分も授乳によって体外へ出ていきやすい状態です。
そのほか妊娠中に甘いものを制限していた反動がきたり、食事をつくる時間や気力がなくてインスタント物に頼ることが増えたりしてとにかく栄養不足になりがち。
そうなると今度は慢性的にだるくなったり、疲れやすくなったり、イライラしたり、気分が鬱状態になったりします。
だるいとさらに甘いものに走り、糖質を分解するためさらにミネラルを使う。 そして甘いものを食べた罪悪感で今度は食事を制限し、また栄養不足・・・・という悪循環。
栄養不足はとにかく甘いものに走りやすいため、ダイエット失敗の大きな原因になるんです。
また母乳をあげている人は、赤ちゃんのためにしっかり栄養をとるべきで、基本的にはダイエットをするべきではありません。
明らかに太りすぎで、体のために少し体重を落とさないといけない場合でも、栄養はしっかりとるべきです。
栄養をとりつつ健康的にダイエットし、さらには赤ちゃんにもしっかり栄養を届けるために、酵素ダイエットは一石何鳥にもなる方法。
私の近所の産婦人科医のお墨付きダイエットでもあります。
ちなみに酵素とは何か。
酵素は「生命の素」と呼ばれる生きた栄養素で、ビタミンなどに比べて発見・解明が遅れたため「9番目の栄養素」とされています。
酵素は細胞の生命活動を動かす「触媒」の役目を担っています。
それで酵素がないと人間も動物も生きていけません。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質、炭水化物、食物繊維・・・・・・。大切な栄養素はたくさんありますが、実はそういった栄養素をいくら摂っても、酵素がなければ何の意味もありません。
酵素があってはじめて、それらの栄養素を体内で変換でき、使えるようになるのです。
人間が一生で使える酵素の量は決まっており、体内で作られる量も一生で一定量。それで酵素を使いきった時点で人は死にます。
病気になると食欲が落ちるのは、消化に消費する酵素を治癒に回そうとするからです。
犬が人の口をべろべろなめたがるのは、本能的に唾液から酵素を摂取しようとしているためという説があります。
酵素が減れば減るほど、体内も外見も老化します。
酵素の無駄使いは、文字通り寿命を縮めます。
それほど重要な酵素。体内でつくられる「体内酵素」と外部(食材)からとる「食物酵素」の2種類あります。
体外から摂取するには生のものか、発酵食品を食べるしかありません。
酵素の材料はたんぱく質です。 ほとんどがたんぱく質でできているたまごを焼くと、白身が固まるように、酵素も熱をかけると死にます。
だいたい酵素が生きていられるのは30〜50℃くらいまで。
それを超えると熱変性して死にます。だから加熱してある食べ物に酵素は一切入っていません。
意識しないと取り入れにくい酵素ですが、
現代人の生活は酵素を無駄遣いさせるものでいっぱいです。
例えば
睡眠不足
加工食品などの添加物
農薬による土壌汚染、遺伝操作による栄養減、土壌の栄養不足により、生野菜自体から酵素の量が減っている
ストレス
肉中心の食生活
などなど。
意識して摂取しても不足しがちで、意識しなければどんどん消えていく酵素。
だからダイエット関係なしに体のために酵素ドリンクを飲みつづけている人もたくさんいます。