葉酸はホウレンソウなどに含まれる水溶性のビタミン。
細胞が分裂して増えていくときや、赤血球が増殖するときに使われる、
成長のビタミンで、妊娠中はたくさんとらなければなりません。
逆に
摂りすぎても、葉酸はとても水に溶けやすいビタミンなので、過剰分は尿に溶けだしてすぐに体の外へ出ていきます。
ホウレンソウ以外では、緑黄色野菜や豆、海藻類、いちご、レバーなどにたくさん含まれています。
葉酸不足は、母親にとっても赤ちゃんにとっても本当に怖いことになります。
なんといっても赤ちゃんは細胞が増殖して成長していくんですから、それに必要な栄養素がなければうまく育たないのは当たり前ですね。
具体的には
《母親に出る影響》
・妊娠初期のつわりの重症化
・貧血(妊娠中の貧血には、鉄分不足が原因のものと、葉酸不足が原因のものと2種類ある)
・流産、早産
・常位胎盤早期剥離
・妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)
《赤ちゃんに出る影響》
・脳や脊髄の成長に異常を起こす神経管閉鎖障害
・口蓋裂
・低出生体重児として生まれる
特に
神経管閉鎖障害は葉酸不足だった赤ちゃんに出やすい傷害で、妊娠4〜5週ごろに葉酸が不足しすぎていた赤ちゃんには高めの確率で発症します。
これは脳から出た神経が通っている神経管という管がふさがってしまうために起こる障害です。
神経管の上部に障害ができると無脳症に、下部に起こると二分脊椎となり、下半身の運動障害や膀胱、直腸の機能障害を引き起こします。
そのため妊娠初期には意識的に葉酸をとるよう、最近は特に注意が促されています。
2000年12月には厚労省がその旨を母子手帳にも記載するよう通知を出しているほどです。
しかし、葉酸を一定以上食品から摂取するのは意外と難しいものです。
また特にたっぷり葉酸が含まれている鶏・牛・豚のレバーは
ビタミンAもたくさん含まれているため、食べ過ぎると危険です。
(ビタミンAは水に溶けないため、とりすぎても肝臓などに蓄積されて体外には出ていきません。 そして赤ちゃんの臓器・器官形成に悪影響を与え、奇形児が生まれる可能性が高くなります。)
そのため葉酸をサプリから補う人も多く、マタニティ教室でもそのように勧められることがあるのです。
ただしサプリといってもいろんなものがあるので、使用する前にお医者さんに確認しておくのがベスト。
ここでは参考までに、妊婦さんからの支持率1という、
完全無添加の葉酸サプリを紹介しておきます。
「美的ヌーボ」というサプリです。
この4つのカラフルな粒が1回分です。
この4粒に、
妊婦さんが必要とする1日の摂取量400μgやその他のミネラル、ビタミンが含まれています。
自然界からの天然素材を100%使用しているということで、
添加物の心配がないことと、
天然の葉酸であることが何より嬉しいです。
人工のものは逆に悪い影響が出たりしますから。
気分が悪くて妊娠期間中ほぼまともなものを食べられないという人もいるので、時にはこういうものに頼って栄養分を確保することも大切です。
公式HP載せておきます。
葉酸サプリメント《美的ヌーボ》公式HP