鉄が豊富な食品は、レバー、ホウレンソウ、小松菜、卵黄、肉、大豆など。
妊娠初期から積極的にとることをおすすめします。
それとともに血液をつくるのを助ける ビタミンB6、B12、葉酸、ビタミンC、ビタミンEが豊富な食品を一緒に食べる事も大切です。
ビタミンB6は、ヘモグロビンの成分であるたんぱく質が鉄と合成されるときに必要なビタミンです。
ビタミンB6が足りないと、ヘモグロビンが作れなくなってしまいます。
ビタミンB6は、レバーや魚、とうもろこし、米ぬかなどにたっぷり含まれています。
ビタミンB12は葉酸と一緒に赤血球生産に関わりがある成分です。
葉酸は赤血球の中の遺伝子をつくっている核酸を合成し、遺伝子をコピーするときにできた異常を修正します。そのときビタミンB12は葉酸の働きを高める働きをします。
ビタミンB12が不足すると赤血球が減ったり、異常に大きくなった奇形の赤血球ができるなど貧血の原因となります。
ビタミンB12は、牛乳、レバー、シーフード、海藻類にたくさん入っています。
葉酸の不足は、赤血球の不足や、遺伝子に異常がある赤血球の生成を引き起こします。
また胎児が成長するときにも葉酸は欠かせません。 細胞分裂や成長に非常に深い関わりがあるので、葉酸不足の場合、胎児に奇形が出る可能性が高くなります。
レバーやかつお、鮭、まぐろ、モロヘイヤなどに入っています。
ビタミンCは貧血を防ぎます。
赤血球ができるときに直接作用するわけではないものの、鉄の吸収を助けるとても大切な栄養分です。
トマト、みかん、柿、レモンなどにたっぷり入っています。
抗酸化作用が高く、活性酸素の発生を抑えるのは
ビタミンE。
赤血球の表面の膜をつくっている不飽和脂肪酸が、活性酸素によって酸化して破壊されることを防ぎ、赤血球が減少しないように働きかけます。
ビタミンEはカボチャ、アボカド、うなぎ、アーモンド、ひまわり油などに含まれています。