妊娠中のお酒やコーヒーは少しくらいなら大丈夫か?
妊娠中のコーヒーやお酒、少しくらいなら大丈夫?
妊娠中はお酒はだめだけど、コーヒーや紅茶は少しならOKと聞くことがあります。
でも!本当は妊娠中、そして授乳中はは完全にカフェイン断ちするべきです。
そもそも妊娠中にアルコールやカフェインを飲んではいけないと言われるのは、どちらも胎盤をそのまま通過してしまうから。
昔は「お酒も少しなら大丈夫」としている妊娠指南書もありましたが、オーストラリアでは2008年より「妊婦禁酒令」が出ています。それほどに赤ちゃんに悪影響があるということです。
妊娠が分かる前に大量にお酒を飲んでしまったという人も少なからずいると思いますが、それについては今現在赤ちゃんが元気に育っていれば大丈夫と思ってよいでしょう。
しかし気づいた時点ですっぱりやめるべきです。妊娠中のアルコール・カフェインはまさに「百害あって一利なし」です。
コーヒー1杯にはおよそ100mgのカフェインが含まれますが、1日のカフェイン摂取量が500mgを超えると完全に赤ちゃんへ悪影響が出ると言われています。
赤ちゃんにはカフェインを分解・排出する代謝能力がほとんどないので、胎盤をとおして赤ちゃんの体内に入ったカフェインはかなり長い間体内にとどまってしまいます。
私たちが思う以上に赤ちゃんにはカフェインが蓄積してしまうのです。 そしてカフェインは脳に影響を及ぼします。
カフェインはお茶一杯に30mg、コーラには50mgほど含まれるので、注意が必要です。
どうしてもコーヒーを飲みたい時は、コーヒーの香りに似たたんぽぽティーや、ノンカフェインのハーブティーなどを楽しむのもおすすめです。
またノンアルコール飲料を飲むのもおすすめです。ただし「ノンアル」表記があっても実際は1%未満のアルコールが含まれているものもあるので、そのあたりは要注意です。