お産が始まるサイン
お産が始まるサイン
お産の準備がいよいよ整うと、しるしがあらわれはじめます。ただ初産の妊婦さんは陣痛がはじまっても赤ちゃんが生まれるまでに半日〜1日ほどかかります。
しかし2回目以降の妊婦さんはあまり痛みが出ていなくても、規則的な張りなどがあればあれよあれよとお産が進んでいくことがあります。
間隔が10分以上あっても、早めに出産施設に向かうようにしてください。
まずお産の兆候が見えると、出血がはじまります。
茶色〜赤褐色で、ドロっとした少量の出血であれば、それはおしるし(産微)です。入浴などふだんの生活は普通に送っていても大丈夫です。
色が真っ赤の鮮血で、さらさらとした大量の出血であれば、それは異常出血の可能性大。大至急出産施設に連絡する必要があります。
そして陣痛。
不規則で痛みを伴わないなら前駆陣痛です。37週以降ならば、普段通りの生活をしていて問題ありません。
10分以内で規則的、痛みを伴うようなら出産の始まりです。入院の準備をはじめましょう。
出産は赤ちゃんとの共同作業。全身に力が入ると子宮口が開きにくくなったり、体力を消耗してしまいます。ふーっと息を吐いて体の力を抜くよう心がけてください。
次に破水。
明らかに破水とわかるものなら、陣痛がなくてもすぐに出産施設に行きましょう。量が多い時には赤ちゃん用おむつをあてると安心です。
破水か尿もれか微妙なときは、念のため受診しましょう。 破水の場合、産道から最近が入って赤ちゃんに影響を及ぼすことがあるので、入浴してはいけません。
出産はフルマラソン完走かそれ以上のカロリーを消費すると言われています。陣痛がきていても食べやすいものを準備しておきましょう。
また陣痛がはじまると体温調節がうまく働かなくなり、汗をかいたり、寒気がしたりすることがあります。足湯やカイロなどでからだを温めて循環をよくしておきましょう。
乳頭マッサージも効果的です。乳頭をマッサージすることでオキシトシンというホルモンが出ます。これは子宮に働いて陣痛を起こす作用と、乳汁を放出させる作用があります。
赤ちゃんが生まれるとすぐに授乳がはじまることですし、陣痛がなかなか強くならないときは乳頭マッサージをして一石二鳥の効果を。